皆様こんにちは
シンセティックオーナーの浪越です
前回に引き続きお店の新聞についてのブログになります
2ヶ月に一度お店の新聞にコラムを書かせて頂いているのですが、なんとか今回もギリギリで
書き上げることが出来ました

原文をご紹介します
手書きの本番はスペースが足りず少しはしおっての文になってしまいましたが…
ではこちらです
皆さんは『致知』という月刊誌をご存じでしょうか。
これは、東洋思想を基に「人間学」を学ぶ雑誌なのですが、ある号で「読書」についての特集が組まれており、非常に興味深い内容が紹介されていました。
読書の効果といえば、学力の向上や想像力の育成がまず思い浮かぶかもしれません。しかし、それだけではありません。読書には、他者との関わりを円滑にする社交性、自分の感情をコントロールする自制心、そして目標を成し遂げる実行力をも高める力があるといいます。
さらに驚くべきことに、「本の読み聞かせ」には、ADHDの症状が軽減されたり、寝たきりのアルツハイマー患者が自らベッドから起き上がるようになったという報告まであるそうです。まるで、言葉の力が人間の内なる可能性を呼び覚ますかのようです。
一方で、現代社会における読書離れは深刻です。その大きな要因の一つが、デジタル端末の急速な普及。スマートフォンやSNSに多くの時間を費やすことで、脳の発達が妨げられたり、自己肯定感や共感性が低下したり、感情の抑制が難しくなったりと、さまざまな問題が報告されています。
しかも最近では、遺伝子レベルで脳の発達に悪影響を及ぼす可能性も示唆されているのだとか。
――脳を活性化する読書。
――脳に弊害を与えるデジタル端末。
私たちは、その違いを知りながらも、ついついスマホを手にしてしまいますよね。
でも、このまま読書から人々が離れていけば、思考力を持たない多数が、少数の人間に支配されるような、そんな恐ろしい未来がやってくるかもしれない……。そんな警鐘も鳴らされています。
自分自身の「考える力」や「感じる力」、そして「生きる力」を取り戻すために――。
今日から、寝る前のたった5分だけでも、本を読む習慣を始めてみませんか?
お茶の水女子大名誉教授
内田伸子先生と
東北大学加齢医学研究所教授
川島隆太先生
の対談から書かせて頂きました
